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PR:ミッション4・ニョロトノは何処だ!?

フォルシティでのベトベター騒動を無事終決出来た俺達。
だが、何故地下水道にベトベター達が大量に発生したのかは謎のまま。
怪しいのは、水を浄化する際に発生するヘドロを収拾していた部屋。
あそこにはドガースもいたし、ベトベターがいてもおかしくはないが
水質保全の為、ドガースはまだしもベトベターが入り込まないよう管理していた。
事実、あのヘドロ廃棄部屋ではベトベターの発生は確認されておらず、
他の通路などでベトベターが現れていた。
そう……通路、というのが怪しい。
外から連れ込んで、そのまま待機させるにはちょうど良いとは思わないか? 通路という場所は。
中にいた整備員の目を誤魔化すなら、彼らがいる主要な場所よりは通路の方が良い。
では誰がベトベターを持ち込んだのか?
そして何のために?
鍵となるのは……あの場所でゴーゴー団の行方を追っていたアリアと出くわしたことか。
結局奴らを確認することは出来なかったようだが、
ゴーゴー団の情報と今回の事件とを切り離して考えるバカはいないだろう。
しかし結びつけるにしたって……手がかりが少なすぎる。
目的も手段も、謎が多すぎる……
ゴーゴー団の行方も、まだその尻尾も掴めていない状態で……皆、疲れた顔をしている。
そんな折……事件の翌日にハヤテからメールが届いた。
「ハヤテよりジョウとタカマルへ。ゴーゴー団がサマランドで活動を再開したという未確認情報が入った。もしも今クリア途中のミッションがないのであれば、タカマルはサマランドへ向かってくれないか。これはミッションではない。自分の目と耳でゴーゴー団に関する情報を集めてくるんだ」
「ついにサマランドにもゴーゴー団が……」
メールを確認した俺は直ぐさまジョウの元へ確認に向かった。
むろん、ジョウは既にメールを確認済みだった。
サマランドという場所は、ここから海を渡ったところにあるリゾート地らしい。
本来この手の情報収集は俺の役割ではないが
今現在フォルシティやリングタウンでゴーゴー団を追っているレンジャー達から人員を割くにはちょっと情報が曖昧らしい。
そこで……俺の出番、ということになったようだ。
まあそれだけではないんだろうけど……ハヤテの気遣いもあると俺は思っているんだけどね。
まあそれはともかく、すぐにでもそのサマランドって所へ行きたいんだが……
「すぐに向かって欲しいのですが、一つ問題があります。サマランドに向かう定期便の船が何故かストップしているのです」
あー、そういや初めてここにたどり着いた時も、港の案内所で似たようなことを言っていたような……
「カイリューバスに乗ればサマランドなどはあっと言う間なのですが……君のレンジャークラスではまだ無理でしょう。どうしたものか……?」
ああ、カイリューに乗せて貰えるなら確かに早そうだが……こればかりは何とも言えないか。
ハヤテのオニドリルに協力して貰う……ってのも難しいか。
マイナン含め三人をリングタウンまで連れて行くのにだってかなり体力を消耗していたし、
海を渡る長距離はとてもじゃないが無理だろうな。
とりあえず、定期便がストップしている原因を聞き出して、対策を立てるのが無難じゃないか?
「確かにそうですが……あっ、そうだ。いつも港にいるラプラスおじさんはどうでしょう。彼に訳を話せばラプラスに乗せてくれるかもしれません。彼は中々話の分かる人ですからね」
ラプラスおじさん?
「港でいつもラプラスといるおじさんです。彼はラプラスと心を通わせていますから……レンジャーで言うならば、ラプラスは彼のパートナーポケモンですね」
なるほど……ラプラスは人を乗せて泳ぐのが得意なポケモンだから
確かにラプラスの力を借りられるのならば……しかし大丈夫かな
「♂でも♀でも、色々とまずいよねごしゅっ……いったぁい!」
余計なこと言ってんじゃねえよ、マイナン。
まあともかく、一度会いに行ってみるか。ダメなら定期便のことを調べるまでだ。

ラプラスおじさんという人は普段から港にいるらしい。
早速俺達はそのおじさんに会いへ向かったが……
「誰でも良いから、誰かー! 俺のラプラスを助けてやってくれー!」
波止場から声が?
「ラプラスがとか言ってる。あ、ご主人様あそこ!」
騒いでいる男性と、ラプラス……そしてラプラスに威嚇しているのは、クラブか?
元々この港ではあちこちで野生のクラブを見かけていたが……どうかしましたか?
「さっきクラブの足をうっかり踏んづけちゃったら、めちゃくちゃ怒っちゃって。俺のラプラスに襲いかかってきて……頼むよレンジャー。俺のラプラスを助けてやってくれよー!」
判りました。すこし離れていてください。
「さっすがレンジャー! 返事までかっこいい!」
いやそんなこと言ってる場合じゃ……
「あれあれ? ご主人様照れてる?」
いちいちうっさいなぁ……まあともかく、クラブならキャプチャに問題なし。直ぐさま完了出来た。
もう心配入りませんよ。
「ラプラス、怪我は無かったかい? 怖い思いをさせてすまなかった!」
「平気よ……ちょっと大げさすぎるんじゃない? おじさん」
ほぉ、ずいぶん慣れてるんだなこのラプラス
「そして♀だね……さあどうするのかなぁ、ご主人様ぁ……ニヒヒヒ」
マイナン……後で覚えてろよ。
「ありがとうレンジャー! 君はラプラスの恩人だ……ところで、申し訳ないがそのクラブ、海に帰してやって欲しいんだよ。俺の不注意でこんな事になっちゃったもんだからね。クラブは悪くないんだよ」
ん、ああ。もちろんすぐにリリースしますよ……悪かったな、もう行って良いぞ。
「君には大きな借りが出来た。俺とラプラスに出来ることならば何時でも気軽に言ってくれ」
いやこのくらいなら……あー、その借りを返せと言うわけではないんですが……
俺はここへ来た目的を、おじさんに話してみた。
「えっ!? サマランドに行きたいのかい? おやすい御用さ! 俺のラプラスに乗れば、船が無くても泳げなくてもあっと言う間に着いちまうよ!」
大丈夫ですか? あなたのラプラスをお借りして。
「構わないよ。コイツは人を乗せて泳ぐのが好きなんだ。ラプラス、頼んだぞ!」
「ええ、おじさんの頼みなら。それに……ちょっといい男ですし」
はは、そう言って貰えると嬉しいねぇ
「だけど……まだまだ、あなたには「年期」が足りないわね。もっと「渋み」があればもっと良かったけど」
「あらら、ご主人様ふられちゃいましたね」
ふられたって言うか……まあ正直、ホッとしてる。
……まあショックなのもあるけど。
なるほど、こちらのおじさんがラプラスにとってはどストライクって訳か。
ある意味、安心してラプラスの力を借りることが出来そうだ。
「どうやらラプラスの奴君のことを気に入ったみたいだ。ラプラスに乗りたくなったらいつでも自由に乗ってくれ。俺に遠慮は要らないよ」
ありがとうございます、おじさん。
「準備が出来たら、ラプラス目掛けて飛び乗るんだ。サマランドまでのクルージングを楽しんでくれ!」
では早速で悪いけど……行けるかい? ラプラス
「ええ。それじゃおじさん、ちょっと行ってくるわね」
「ああ、気をつけてな」
これで無事にサマランドまで行けそうだ。
「しっかり掴まっててね……変なところを掴んじゃダメよ?」
「あー、やっぱりご主人様のどエロっぷりは初対面のポケモンにも伝わっちゃうんだねぇ」
マイナン……お前本当に覚えてろよ……

サフラの海を渡り、サマランドへ
人を乗せ慣れているのか、ラプラスのクルージングは心地好く
到着したのがリゾート地って事もあってのんびりしてしまいそうだが
俺はここに、ゴーゴー団の手がかりを求めてきたんだ。のんびりしてはいられない。
早速ここのレンジャーベースへ真っ直ぐ向かう俺に、またメールが届いた。
「ハヤテよりタカマルへ。サマランドに着いたらそこのリーダーレンジャーのカムリに会うんだ。彼に情報集めの協力を頼むと良い。既にカムリにはメールでタカマルがサマランドに向かったことを伝えてある……というわけで、ゴーゴー団の方よろしく頼む」
本当に豆だなハヤテは。
「ねー。絶対にモテるタイプだよね?」
ルックスも良いしな。マイナンはハヤテが好みか?
「あの人じゃ、爽やかすぎてエロさが足りない。やっぱりご主人様くらい鬼畜じゃないと!」
……デレてるのかけなしてるのか微妙だなおい。
まあいい……ここがサマランドのレンジャーベースか。
さて入るか……中では二人の男女が談笑しているな。
レンジャーかな? リングタウンやフォルシティのレンジャー達に比べて制服が簡素だが
この暑い土地ではこんなゴテゴテした服は着ていられないよな。
俺に気付き、女性の方が近づいてきた。
「あれ? その制服。リングタウンのレンジャーね?」
ええ、タカマルと言います。
「へえ、サマランドには何の用事?」
ゴーゴー団の情報を追って来たのですが……
「ゴーゴーどん? なにそれ?」
いや、ゴーゴー団……
「ゴーゴー団? ふうん、聞いたこと無いな……」
いや、確かゴーゴー団の話は全レンジャーに通達されたんじゃなかったか?
というか、ここのリーダーには連絡済みだったはずだが……
とりあえず、こちらのリーダーカムリさんはいますか?
「リーダーなら、今日もキャプチャ・チャレンジに出かけちゃってるから、もう朝から自由で自由で! ま、サマランドって基本的に平和だからね」
女性に代わって男性の方が説明してくれたが……ちょっとなんだ? この緊張感の無さは……
土地柄、とかで説明出来るレベルじゃないだろ。
「あ、そうだ! リーダー呼んできてあげるから、ここでのんびりしてなよ!」
ええ、お願いします……
「いこっかニョロトノ」
男性がニョロトノを連れて出ていった……なんつーか、悪気はないんだろうけど
レンジャーならこう、色々と……うーむ、なんだかなぁ
あまり職務がどうとか縛られるのは好きじゃないが、
しかしここまでのんびりモードで自由なのは……いいのか? 俺が言える義理じゃないけど。
「リングタウンのレンジャーベースと全然雰囲気違うでしょ? 驚くよね」
いやまあ……
「いいのいいの。うちらがのんびりしすぎてるのは自覚してる。でもサマランドって平和だからみんなこんな感じなのよね」
まあ、そんな感じでしたね……直行したから良く見てこなかったけど
住民も観光客も、のびのびしてたからなぁ。
「うちのリーダーものびのびしてるわよ。キャプチャ・チャレンジって知ってる?」
えっと……レンジャーの訓練向けに開かれている奴ですよね?
まだやったことありませんが、リングタウンにもありますから
「やったことないの?」
一応まだ新人なので……
「へえ、新人なのに……もうクラス4なの?」
いやまあ色々あって……
「凄いんだね、君。あ、何の話だっけ? そうそう、キャプチャ・チャレンジ。こっちだとサフラの海でやってるの。うちのリーダー、夢中になると帰る時間を忘れちゃうんだ。子供と一緒よね?……あっ、ヤバッ!」
小太りの男が入ってくるのを見た途端、女性は口をつぐんだ。
なるほど……彼がリーダーのカムリかな?
「いやぁ、キャプチャしたキャプチャした! 楽しかったなぁ今日も!」
本当にのびのびしすぎだろ……えっと、カムリさんですね?
「ん? なんだい君は?」
タカマルです。連絡は届いてませんでしょうか?
「……タカマル? ハヤテが言ってたレンジャーってひょっとして君のこと?」
はい。
「いや折角来て貰ったのに悪いんだけどね……ゴーゴーなんとかとやらは全く姿を見せないんだ。だからキャプチャ・チャレンジで楽し……いや、腕を磨いたりしながらちょっとだけのんびりしてるんだ。いやいや! いっつもこんな感じじゃ無いですよもちろん」
どうだか……いくら何でもこりゃ酷いな……まともにゴーゴー団の事をさがしたのかも疑わしいよ。
「ところでリーダー。ポンプとは会いませんでしたか?」
ポンプってのは先ほどの男性かな? そういや迎えに行ったきりだよな……
「え? いや、彼とは会ってないけど? おかしいな、すれ違ったかな……」
なんて話をしていたところ、再び入り口が開きそのポンプが入ってきた……が、様子がおかしい。
「たたたっ、大変だー! ぼくのニョロトノ、変な服装のレンジャーに持ってかれちゃった!! そいつら、見たこと無い変なスタイラーを使って、ニョロトノをキャプチャしやがった! ぼくが大声で呼んでも、ニョロトノの奴知らんぷりで……オリブジャングルの奥の方に……」
変な服装のレンジャー? 見たこと無い変なスタイラー……それってまさか……
「なんてことだ……これはひょっとすると、ハヤテの言っていたことは正しかったのかもしれんな……」
正しいも正しくないもないだろ! 最初から疑ってたのか? のんびりしすぎだろあんたら!
「ちょ、ご主人様……」
マイナンは黙ってろ!
平和なのは結構だ。だが、非常事態だってのは理解しろよ。
再三、ユニオンから通達があったんだろ! ここだけはあり得ない、特別とでも思ってたか!
そんなことで……もういい。マイナン、行くぞ
「え、あの、ご主……」
いくぞ!
「あ、はい……」
「待ってくれ……いや、色々とすまない。確かに君の言う通りだ。レンジャーとして恥ずかしいばかりだが……だが君もレンジャーなら、少し待って欲しい」
……どうしろと?
「オリブジャングルに行って、ポンプのニョロトノを探し出してくれ。これを正式なミッションにして貰おう。ハヤテとはまんざら知らない仲でもないし、もちろん連絡は私がする」
判りました。では連絡をお願いします。俺はそのジャングルへ先に向かってますから
……ったく、なんなんだよ……
「ご主人様、熱くなりすぎですよぉ」
……そうかもしれん。だがなぁマイナン……
「そんなに、レンジャーって仕事が気に入ってました?」
そうじゃない。そういうわけじゃないんだが……ああもう判ってるよ。熱くなっちゃ逆に見える物も見えなくなるからな。
……俺を落ち着かせようとか、ずいぶんとパートナーらしいことをするじゃないかマイナン。
「パートナーだもん。とりあえず今は。奴隷みんなの代表として、ご主人様をサポートしなきゃいけないだから」
ほお、しおらしいことを言うじゃないか……期待してるぞ、パートナー。
「うん!」
さて、勢いよく飛び出したは良いが……ジャングルはどっちだ
っていうか、すぐそこか。よし、ニョロトノとそれをキャプチャしたという妙なレンジャーを追うぞ……

ジャングルに入る前、ハヤテから正式にミッションとして受理したという通達が届いた。
カムリの対応が色々と迂闊だったのはもう仕方ないとして、
ようやくゴーゴー団の足取りが掴めた事だけマシか。
被害者となったポンプと彼のニョロトノは気の毒だが
……っと、こっちに向かってきているのはそのポンプか?
また何か起きたか?
「いや……ニョロトノが心配でここまで来てはみたけれど……実はジャングルが大のニガテでさぁ。タカマルにお任せでほんと申し訳ないけど、ニョロトノのこと、お願いね!」
今、この地区を任されているレンジャーにはあるまじき発言があったのは聞き逃すとして
ニョロトノのことは任せてくれ。必ず取り戻してみせる。
……とは言うものの、このジャングルというフィールドそのものが色々厳しそうだな。
いきなり崖か。蔦を登っていくしか方法がなさそうだな……
「あの人、ジャングルが苦手って言うよりも、こーいうのが苦手なんじゃない?」
かもな……正直俺だって得意じゃない。
どうにか登り切れたが……キツイなこれ。
……お前を背負いながらだったから尚更な、マイナン!
「いやぁあ……ほら、私じゃ無理だしこんなの。さっすが頼れるご主人様!」
調子の良い……
「それよりご主人様……なんか変な人達が……」
……いるな。四人……一人は女か。派手な服装……変なレンジャーってのはコイツらか?
「前に見たゴーゴー団とは違うね」
ああ……どうやら、俺達を待っていたようだな。
「ポケモン・ア・ゴーゴー!!」
突然、声を揃え四人が叫んだ。
「急いでいたって、立ち止まれ!」
ベースを弾きながら、一人が叫ぶ。
「耳を揃えて、これを聞け!」
突いて女がバイオリンを弾き出した。
「怒りのリズム、土深く!」
ドラムを取り出したたき出す奴もいて、
「野望のメロディ、天高く!」
残りの一人がギターを弾き出した。
「知らなきゃ話して聞かせてやろう! ヤライ! ユウキ! ヨウジ! ミライ! ゴーゴー団の一押しバンドはいいとこ取りのセレブリティ! 誰が呼んだかその名前……我ら、ゴーゴー4兄弟!!」
どこからか紙吹雪を巻き散らかせ、演奏を決める四人。
やかましい連中だ……なるほど、コイツらがゴーゴー団のトップ連中ってことかい。
「チューニング甘かったか? まあ良しとしよう……ところで、お前はレンジャーユニオンの新入りレンジャーだな?」
ギターを持った男が問いだしたが、俺の答えを待たずに、芝居がかった感じでベースの男が話し出した。
「レンジャーさん聞いてください。私達はこのところ伝説のポケモンに興味があるんですけれど、どんなに優れたレンジャーでも、伝説のポケモンとなるとキャプチャは難しいものです」
「世の中、金さえあればほとんどのことは出来るけど、伝説のポケモンだけはどうにもなりゃしねえ!」
「でもね、ふふふ……その不可能を可能にする究極のスタイラーがもうすぐ完成しそうなの!」
ドラムの男、バイオリンの女と続けざまに予定調和のセリフを言い放つ
ずいぶんと余裕だな……究極のスタイラーだと? つまりそれは盗んだスーパー・スタイラーの事だろう?
「……ハイ! とっておきの情報は残念だけどここまで! バイバイ、またねー!」
にゃろ、言いたいことだけ言って逃げるか。
元々距離があったし、奥地へ逃げられると追いつくのは難しいが……追うしかないだろ!
直ぐさま駆けだした俺だったが……突然、ケムッソが三人、俺の前に立ち塞がった。
すぐ後ろには、見覚えのある服装のおかっぱ野郎……ゴーゴー団か。
「はい、ストップでーす。ゴーゴー4兄弟のミニライブは楽しんでいただけました? でもここから先は楽しいこと、何にもないでーす。行くだけ無駄だから、最初からこうして通せんぼしてあげてるんでーす」
なら力尽くで道を空けて貰うぞ……
俺がキャプチャスタイラーを構えたところで、リーダー格っぽいギターの男が余裕ありげに振り向いた。
「もう少しだけ教えてやろう。ゴーゴー団は間もなくお前らレンジャーの歴史を終わらせるかもしれないぞ? 伝説のポケモンをキャプチャすれば、嵐を呼ぶことだって、雷を落とすことだって、炎で焼き尽くすことだって、我々の思いのままだ。その時、レンジャーユニオンは何にも出来ずにただオロオロするばかり。人々の信用はガタ落ちというわけだな。はっはっはっ!」
それが出来ると? させるかよそんなこと……
「……なんだ、その顔は? 文句があるってんなら、こっちだって黙っちゃいないぜ? 出来たばかりのスタイラーでとっ捕まえたケムッソ……飛びかかれー!」
下っ端が俺に向けケムッソを襲わせてきた。
スタイラーで捕まえた……と言ったか。
なるほど、ニョロトノをキャプチャしたレンジャーってのは、やはりこいつらゴーゴー団か。
どうする? ここはマイナンでポケモンバトルに持ち込むか?
いやそれは……三対一では不利だ。
ここは……キャプチャ仕返してみるか?
幸い、ケムッソは通行の邪魔にはなってもキャプチャする分には楽な相手だ。
三人がかりとは言え、キャプチャするのは苦ではない。
アッサリとキャプチャできたが……
「ケムッソ、逃げやがった……スタイラーも壊れやがった……まだまだだな俺……」
そう、ケムッソは逃げた。
あちらのコントロール下から逃れたようだが、こちらのコントロール下に落ちることなく
そのままリリースされたように行ってしまった。
これは……キャプチャの効果が相殺した、という事なのだろうか?
理由は判らないが、ゴーゴー団がキャプチャしたポケモンの対処法が見つかったな。
逃げる下っ端をとっ捕まえたいところだが、ニョロトノが心配だ。
逃げた幹部らしき奴らも気になるし……下っ端をほっとき、先を急いだ。
追いかける途中、川の向こうでニョロトノを連れている下っ端を目撃。
カビゴンが寝ていて道をふさいでいる場所もあったが、下っ端が逃げた方ではないので無視。
……カビゴンが寝ていて道をふさがれるってのは、カントーだけの話じゃないんだな……
っと、そんな事はどうでもいい。下っ端はあっちか……っと!
「きゃっ! なに、今度はアーボ!?」
二人のアーボが道をふさいでいる。後ろにはゴーゴー団の下っ端……似ているが、ニョロトノを連れていた奴とは別人か?
「オレ達ゴーゴー団こそが、真のレンジャーに相応しい! この新型スタイラーでキャプチャしたポケモンなら、オレの言うこと何でも聞くぜ!」
けっ、新型とやらに頼ってるザコが何をほざくか。
……そら、キャプチャし返してやったぞ。
「オレに勝ったくらいで喜んでるんじゃないぞ! こんなオレなんか、オレでさえ楽に勝てるぞ!……あれ?」
自分で言っていて情け無くないか? というか自覚はあったんだな……
あんなザコは放っておこう。
捕獲して情報を聞き出したいが、俺一人でそんなことをしていたらニョロトノを連れて行かれる。
ミッションはあくまで、ニョロトノの奪還だ。
「ミッションがって言うより、可哀想なポケモンを黙って見ていられないだけだよねご主人様は」
今日のお前はどうしてそう余計なことばかり言うかな……
「いいじゃん。私達はそんな優しいご主人様が大好きなんだから」
そーいうのが嫌いなのも知ってて言ってるだろお前は
「ちょっとね」
ったく……お、あそこに見えるのは……ニョロトノだな。
川の向こうにいる……が、連れていたはずの下っ端は川のこちら側。どーいう事だ?
「むっきー! ニョロトノー! コッチに戻ってこーい! 新しいご主人様のいう事を聞けっつーの!」
ニョロトノは下っ端を無視して先に行ってしまった……上手くコントロール出来ていないのか?
「うわっ! かっこ悪いとこ見られた! 俺の腕が悪いんじゃないからな! 新型スタイラーの調子が悪くって、それでニョロトノがいう事を聞かなくなったんだよ! 文句あんのかよー!?」
あぁ? ニョロトノを勝手にキャプチャした段階で文句は山のようにあるぞコノヤロウ……
「ご主人様! そんな奴に構ってないで……ニョロトノ行っちゃう!」
くっ……マイナンの言う通りか。
さてどうやって川を渡るか……
「この枯れ木はどうかなご主人様」
ん、使えそうだな。こいつを倒して橋にするか。
だがこれを押し倒せるほどのパワーを持ったポケモンが近くにいるか……
「あそこ、崖の上にヘラクロスがいるよ」
ヘラクロスか……彼のパワーなら申し分なさそうだな。
よし、キャプチャさせて貰って力を借りよう。
突進力に定評のあるヘラクロスをキャプチャするのには骨が折れたが、
キャプチャして、彼の力を借り枯れ木を押し倒して貰った。
「ありがとよレンジャー。お先に失礼ご苦労さんっと!」
「あっ、あいつ!」
にゃろ、あの下っ端俺達が橋を架けるのを待ってやがったな。
急いで追いかけるぞ。
「うん!」
ニョロトノが逃げた奥へとどんどん進むが……下っ端の足が速い。これでは追いつけないな……
「わっ、マンキーだ! わわっ、オコリザルまで! いたたたた! 誰か助けてくれー!」
なんだ今のは?
「さっきの下っ端じゃない?」
らしいな……これは好機か? とにかく行ってみよう
行き着いた先は、行き止まり。
そしてそこには叫び声の通りマンキーとオコリザルが。
ここは彼らの住処のようだな。
マンキー達に追われ、こちらへ逃げ戻ってくる下っ端……と、ニョロトノ。
とりあえずニョロトノは無事だったようだが……
「おっとレンジャー! いいところにいてくれた!」
こちらの制止を振り切り、下っ端が素早く俺の影へと隠れるように位置を入れ替える。
怒ったマンキー達が、そのまま俺達目掛けて迫ってきた。
「はい、バトンタッチ。後は君に任せた! こいつらが大人しくなるまで思う存分腕をふるっておくれ。お先に失礼ご苦労さんっと!」
この、ザコの癖にコイツ……
「ご主人様!」
っと、構ってる暇はねーってか。マンキー達を沈めてやらないと……
格闘タイプの彼らをキャプチャするのは、一人だけでも大変なのに三人となると厄介だな。
まずは足止めが必要か。
ヘラクロスをキャプチャする際一緒にキャプチャしておいたルンパッパの力を借りつつ
どうにか三人を落ち着かせることに成功。
このままリリースしても良いが……悪いが、しばらく力を貸してくれオコリザル。
「かまわねぇぜ、旦那。あのおかっぱをギャフンと言わせるためなら力貸すぜ」
頼もしいな。ところで、あのおかっぱが逃げていった先には何があるんだい?
「遺跡……だったか? よくわからねぇ石の彫像が飾ってある遺跡だ」
もしかして、そこって行き止まり?
「ああ。このジャングルはかなり木が入り組んでいるから、人間が通れるような所はこっちにもあっちにももう無いぜ」
そうか……どうにか追い詰められそうだな。
そう思っていたが、ウザイ奴ってのはどこまでもウザイわけで……
「見てご主人様! あいつあんな所に鉄格子立ててる!」
またあんな……あれを切り裂けるようなポケモンはいないか?
「だったらジュプトルがいいぞ。あいつならほら、そこに」
オコリザルが指し示すところに、確かにジュプトルがいる。
だがジュプトルは崖の上。その崖に、今度は蔦が見当たらない
「いや、蔦ならある……ほら見えるか? まだ成長途中の蔦があるだろ。あれは特殊な蔦でね、ちょいと水を掛けてやるとニョキニョキと伸びるんだ」
へぇ……詳しいな。流石はこのジャングルのボスザルってところかい?
「よせよ、照れるじゃねえかレンジャー」
なに、ここが平和なのも君のようなポケモンがいるからこそだろう。
さて折角の助言を無駄にしないように……水か。水辺にはハスボーがいたな。
ならまずハスボーをキャプチャして力を借り、蔦を生長させる。
そしてその蔦を登ってジュプトルをキャプチャし、鉄格子を切り裂いて貰う。
手間は掛かるが、おかげで先に進める。
急いで先へ進むと……今度はアゲハントとパラスが道をふさいでいた。
「残念だけど、お前が探している下っ端なら、この崖を登っていったよ」
そうかい……それはいいから、お前はとっとと道を空けろ。
「お前は俺達ゴーゴー団のジャマをする気だろ? だったら俺は、そのジャマのジャマをしてやるまでだ!」
つまらねぇこと言いやがって……とっとと片付けるか。マンキー、力を貸してくれ。
「任せな!」
格闘タイプのポケアシストは、キャプチャする際囲む回数を減らしてくれる効果がある。
ようするに、パワーでねじ伏せるってことだ。
厄介なアゲハントの痺れ粉をまき散らされる前に、短期決戦。これが上手く行った。
「おーい! 崖の上の下っ端ー! 厄介なレンジャーがそっち行くかもしれないから気をつけろよー!」
慌てて逃げる下っ端……追いかけている暇は無い。先を急ごう。
「じゃあレンジャー、オレっちは戻るけど頑張れな!」
ああ、ありがとうマンキー。さあて、この崖を登れば……追い詰められるかな。
下っ端の仲間と思われたのか、蔦を登っている最中グライガーがこちらへ突っ込んできたりもしたが
どうにかかわしながら登り……いた、下っ端だ。ニョロトノと一緒に遺跡の中へ逃げ込んだか。
そのまま俺達も遺跡へ……さあ、観念するんだなゴーゴー団。
「お前の粘り強さには頭が下がるよ。このニョロトノを取り返しに来たんだろ? でもこいつはもう俺の味方なんだよね。ということは? つまり? お前の敵だってことさッ!」
ニョロトノをけしかける下っ端。
まあ元々ゴーゴー団のキャプチャから解放させる為にこっちでもキャプチャするつもりだったから問題ない。
オコリザル、こいつをギャフンと言わせてやろうぜ。
「おう、任せろ!」
先ほどと同じく力でねじ伏せるようにキャプチャ。
ニョロトノは元来大人しいポケモンだが、吐き出す水の威力は凄まじい。
やはりここも、隙を狙った短期決戦が望ましいところで……オコリザルのおかげで、無事キャプチャ。
ニョロトノはそのまま……行ってしまった。ポンプの所へ戻ったのか?
「え? どうして? 折角新型スタイラーでキャプチャしたニョロトノなのに。なんでレンジャーにキャプチャされたらどっかに行っちゃうわけ? 絶対変だよ。不公平じゃないか! 俺だって、俺だって……むっきーっ! 覚えてろっ!」
っと、お前は逃がさん。ニョロトノが無事ならお前らを見逃す理由はもう無いからな。
今度は口らが立ち塞がり、ザコの退路を断とうとしたが……ぐっ!
「ご主人様!」
なんだ、石か?肩に何かぶつけられた……くそっ、その隙にザコを逃してしまうとは……
「悪いな。あんな下っ端でもお前達に掴まっては困るんだ」
てめぇ……さっきのギター野郎か。
「うむ……どうやらこの新型スタイラーで捕まえたポケモンは……レンジャーにキャプチャされると元いた場所へ帰ってしまうみたいだな。それが判っただけでまあ良しとしよう。しかし何故そんなことになってしまうんだろう? レンジャーの気持ちとやらがポケモンに伝わったとでも? はっはっはっ! そんな馬鹿げたことがあってたまるか! はっはっはっ! くだらない!」
はっ、笑っていられるのは今のうちだ。
新型だぁ? 大方、盗んだスーパー・スタイラーをベースにしただけの模造品だろ?
構造を正確に把握出来ていないで模造品をこしらえても、これ以上の成果は望めねぇぞ
「どうかな……まあいい。今日のところは負けを認めようレンジャー。だが、次はない……」
待てこの……っつぅ……
「ご主人様……」
大丈夫だマイナン……ともかくニョロトノを無事解放出来ただけ良かったとしよう。
「なんだかよくわからねえが……頑張れなレンジャー。俺ぁ、ああいう男は好きになれねえし、旦那やカムリみたいなのがレンジャーやってくれてる方が安心できらぁ」
カムリを知って……って当然か。ここのエリアリーダーだもんな。
「あいつも旦那とは違う意味でいい男だぜ。このジャングルも、俺達ポケモンのことを大事にしてくれる。いいリーダーやってるぜ」
そうか……色々ありがとなオコリザル。
「気にすんな。こっちもいきなり襲って悪かったな。じゃあ達者でな!」
……そうか、カムリはいいリーダーか。
まあエリアを任せられているくらいだろうから……今日会ったばかりの俺が知らないことを色々していて当たり前か
「ただのんびりしているだけじゃない……んだね」
たぶんな……さて帰ろうかマイナン。
「うん!」
遺跡を出て、戻ろうとする俺達……の前に、ポンプがニョロトノを連れて現れた。
「タカマル! 大丈夫かい!?」
いや、それはこっちのセリフ……ジャングル苦手じゃなかったのか?
「うん、そうなんだけど……ニョロトノが心配で心配で……なんとかここまで来てみたら、ほら、見てくれ! ぼくのニョロトノ!」
無事に戻れたようだな。良かった。
「ケロッとした顔していきなり目の前に現れてさ。ぼ、ぼくの胸に……ぐすっ……ぼくの胸に、ピョンって、飛び込んできてくれたんだ! 思わず涙が……ぐすんっ……涙が溢れて来ちゃってさ。ぐすすっ……ありがとう……本当にありがとう……」
まあ、これもミッションだからな……
「ぼくのニョロトノ、もう放さないぞ!」
「ニョロ、ポンプはちょっとオーバーだなぁ……こっちこそ、キャプチャされちゃってゴメン。もうあんな奴らにキャプチャされないから」
「ニョロトノぉぉ!」
やれやれ……まあキャプチャしてポケモンを「元いた場所」へ帰すのがレンジャーの務めだし
こっちは任務を全うしただけ……だからな
「またまたそうやってごっ……」
いいからチャチャいれるなマイナン
「ゲンコツは痛いですご主人様……」
「よしっ! もう涙は乾いた! 笑顔笑顔でレンジャーベースに帰りましょう!」
ん、そうしよう……にしても、ゴーゴー団め……ようやく目的が明確になってきたが、
とんでもないことをやらかすつもりらしいな。
新型スタイラーと称したあんなものが、下っ端数人に渡されているとなると……やっかいだな。
既に量産体制に入ったとみて良いのだろうか?
なんにしても……まずいな。
ベースに戻ったら早速教授達に報告しなければ。
……と、それはそれとして、マイナン。
「なぁに?」
……覚えてろ、と言ったよな? 俺
「えーっと……忘れました」
俺が覚えてる……覚悟は出来ているよな?
「あはははは……もうご主人様ったらぁ……逃げて良いですか?」
キャプチャするぞ
「ですよね……うう、お手柔らかにお願いします」
任せろ。リゾート地には似つかわしくない悲鳴を上げさせてやる
「ひいぃぃぃ……」
どこかコテージの一つでも空き部屋あれば良いんだがな……楽しみだなぁマイナン
「うう、ご主人様の鬼畜……」
そこがいいんだって言わなかったか?
「言いました……ぐすん、私どんどん変態にされちゃうよぉ」
既にそうだろう。俺の奴隷なんだから。
それも奴隷達を代表する、今は俺のパートナーだろ?
鬼畜のパートナーらしく、愉しませてくれよ?
「はう……」
……ま、ここまでやってくれた「お礼」も込めて、可愛がってやるからな、マイナン。
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2件のコメント

[C59] シゲル@ポケモンタワーについて

パーティーをよく見てもわかりますし、
お前のポケモン も とも言ってますからして、
シゲルは仲間を亡くしてます。(ラッタ)
旅に出たタイミングも同じなのでシゲルがそう考えるのもおかしい話ではなく、
不謹慎も何も本気で言ってるわけです。

代わりに瀕死に~は自分の心情を悟られないようにするためのハッタリ?と言えます。
  • 2010-08-14
  • 投稿者 : 新ポケモン「ナナシ」
  • URL
  • 編集

[C61]

FR編での話ですね?
なるほど、確かにその通りかもしれませんね。
私の考察が足りなかったのかもしれません。
ただこのエロブログは
その当時私が実際にプレイした時の感想などを
そのまま主人公の一人称で表現しているので
実際にシゲルのことがそうだとしても
「タカマルは」そう感じた、ということになりますので
その点をご理解いただけると助かります

正直、私の中でのシゲル(グリーン)の印象って良くないんですよね。
HGSSのライバルも同様。
なので今後も、この二人はあまり良いイメージに描かれない可能性は高いです
そのあたりもご理解いただけると助かります。
それはそれとして……そんな私とは真逆に人気はあるんですよねぇ
特に女性には。
あれ? これってもしかして嫉妬?w
  • 2010-08-14
  • 投稿者 : S-BOW
  • URL
  • 編集

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このブログは、管理人がポケモンをプレイしながら脳内でポケモンを擬人化し、更にエロ妄想を繰り広げた半プレイ日記です。
基本的に脳内妄想をあるがまま文章化しているため、読みづらい点が多々あることをご了承ください。
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