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オーレコロシアム1

わざわざオーレまで来てくれたリーフ達は、
それぞれバトル山に挑戦したりダーク化したルギアをリライブさせるための研究に参加したりと分かれていった。
ずっと俺に付き添っていたミレイも、研究所の手伝いをするってことであっちに残っている
まあ手伝いといっても雑務だけだろうが……何かしていないと落ち着かないんだろうな
で、俺はといえば……わざわざローガンさんが用意してくれたオーレコロシアムに挑戦することとなった。
コロシアムはアゲトビレッジからは南西、パイラタウンからは北西の方角にある
二つの町村よりは海よりだが、周囲は砂漠化が進んでいてあまり人が寄りつかないような場所だ
「元々ここにコロシアムを立てる計画が昔あったんじゃよ。色々あって頓挫してしまったが……それをこうして再利用させて貰ったんじゃ」
まぁコロシアムを開くと言っても、流石に建造物まですぐに建てられる訳じゃないものなぁ
コロシアムは細長い五本の岩山を、まるで「指」に見立てたかのように建てられているため
ちょうど会場が掌に見えるようになっている
ここでのバトルは他のコロシアム同様4回勝ち抜けば優勝、という事になる
まあ優勝というか、趣旨が「オーレの英雄に挑戦」だからなぁ……
色んな意味で負けられないバトルがずっと続くって感じだな
挑戦者が何人もいるため、7セットに分けてくれている。
なので1セットごとにこちらのポケモンを入れ替えることも出来るんだが……
コロシアムだから観客もいるし、それにこういう実戦も久しぶりだし
ここは色んな奴隷達を出してやりたいところだな
まぁ手始めは……奴隷長、頼むよ
「初陣を任せていただき、光栄ですご主人様。その栄誉とご主人様の名に恥じぬ戦いをお見せいたします」
そんなに畏まることもないだろうよ、リザードン
お前ならシッカリ答えてくれると信じてるよ
「ありがとうございます」
さて、ダブルバトルだからもう一人……
「当然私でしょ、私でしょ、わーたーしーでーしょー!」
……ピジョット。リザードンは炎タイプだが飛行タイプでもある。バランスを考えれば……
「関係ない! 私が出るの! 出して、出して!」
ったく、図々しさに磨きが掛かってきたな……
「だって……奴隷長ばっかりで、私だってご主人様の……その……」
判った判った。ならここはお前に任せるから……だが状況を見てすぐに交代させることもあるからな
「うん、判ってる。ありがとうご主人様!」
やれやれ……後はまあ、ライチュウ、シャワーズ、コリンダ(ルージュラ)、それから……オコリザル、いけるな?
「はい、もちろんです!」
うむ、オコリザルのダーク化による影響はとりあえず心配なさそうだな
まず最初はこのカントー組でいってみるか
さて……今回のオーレコロシアムは他のコロシアムと違う点がある
まずバトル開始時にお互いに用意した6人のポケモンが誰なのかを公開し、
その中から4人のポケモンをエントリーすることになる
つまり相手のポケモンを見てどんな作戦を組み立ててくるのかを予測しながら
こちらのポケモンから誰を出すのかを考えなければならない。
さて1セット目最初の相手は……パラセクト、キノガッサ、ヤドラン、ルージュラ、ヘルガー、サーナイトの6人
……どんな作戦なのか、これだけじゃ読みづらいな
とりあえず……草タイプが二人いるし、氷タイプもいるし
予定通り先発はリザードンとピジョットで問題ないだろう
ヤドランが出て来たらちょっと厄介だが、まあそこはライチュウを加えることで対処するか
エスパータイプが3人いるから、オコリザルは今回見送るとして
ヘルガー対策にシャワーズを加えておくか
よし、こちらの4人は決まった。さてバトル開始だ。
相手の先発は……ルージュラとサーナイトか美女二人揃い踏み、目の保養にはなるなぁ
問題は……何をしてくるつもりなのかって事だな
エスパータイプが二人か……いや、ここはサーナイトが10万ボルトを覚えているかもしれないな
まず狙うはサーナイトから、だな
リザードンは熱風。ピジョットはサーナイトを翼で打て!
先手はピジョットが取れた。
とはいえ、特に弱点でもないためこれだけでサーナイトが倒れるはずもない。
続いて……相手のルージュラか。冷凍ビームがピジョットを直撃
だがこの程度で落ちるピジョットではない……が、それなりに持って行かれたな
不味いぞ……ピジョットを集中的に狙われてるとしたら次で落とされるか?
その前にリザードンの熱風……効いているが、相手二人ともこれだけでは倒れないか……
しくじったな。二人を同時に攻撃する熱風で欲張るよりも、サーナイト一沢に絞った方が良かったか
そして相手のサーナイトは……やはり覚えていたか、10万ボルト。
「ゴメン、ご主人様……」
いや、お前はよくやったピジョット。こっちの判断ミスだ。
……ローガンさんが選出した出場者だけはあるって事か。記念大会ってレベルじゃないぞこれは
ライチュウ、気を引き締めてかかれよ
「もちろんです。初戦からご主人様に恥なんかかかせられませんから」
ピジョットを落とされたが、相手は二人ともフラフラだ。さぁて、これ以上好きにはさせないぞ
まずはライチュウの電光石火でサーナイトを倒す。
ルージュラの冷凍ビームがライチュウを襲うが彼女はそれに耐え、
サーナイトの代わりに出て来たヤドラン共々リザードンが熱風でルージュラを焼き、倒す。
後はもうこっちのペース。
ヤドランをライチュウの10万ボルトで倒し、最後に残った相手のヘルガーをリザードンが翼で打つ。
それに耐えたヘルガーだったが、ここまで来れば勝負はもう見えた。
二人がかりでヘルガーに襲いかかり、無事1回戦目を勝ち抜いた。
ふぅ……この大会、甘く見てるとやばいな
かなり本腰で取りかからないと……ま、うちの奴隷達なら問題ないだろう。
事実、2回戦3回戦と、順調に勝ち進むことが出来た。
さて1セット目最後のバトルは……
「こんなところであうなんて、ぐうぜんね。こんどこそまけないわよ!」
……なんだその棒読み台詞は。
っていうか、お前研究所にいたんじゃないかの……ラブリナ!
「アハハ……ちょっと息抜きと、それともう一度ご主人様とちゃんとしたバトルがやりたくて」
だからってなぁ……
「ちゃんとクレインには話通してるから大丈夫。それにこのポケモン達は研究所から借りてきた子達だし」
……ったく、仕方のない奴だなぁ
だが別に今、こんな形じゃなくても良いだろうに……
「ダメ……今ちゃんと、キッチリ気持ちに整理を付けたいの」
……判った。そこまでいうなら相手をしてやる
「うん! 私だってちゃんとバトル出来るところ、見せてあげるんだから!」
ちゃんとバトル……か。
今までも借り物のポケモンでバトルをしてきたはずのラブリナ
バトル実力主義だったシャドーで、幹部をやっていた彼女は
本来は研究者だとはいえ、バトルの方も腕が立つはず。
そしてラブリナ自身バトルに少なからず思うところもあるはずだ。
シャドーを裏切り俺の奴隷になったラブリナだが、完全に気持ちを切り替えられたってわけでもないんだろう
脳天気な彼女だが、それでも思うことはある……か。
まあ実際は判らんけど……ラブリナじゃぁな。
なんにしても、全力で主の威厳を示してやるだけだ
さて……ラブリナが借りてきたというポケモンは
ツボツボ、ミロカロス、ソーナンス、ハピナス、ムウマ、メガニウム
コレは完全に防御型。状態異常で長期戦に持ち込む作戦か……
シャドーにいた頃と好む作戦は変わってないな。
ということは……おそらくメロメロを使ってくるな
そうとなれば、厄介なのは♂であるツボツボとムウマか
そしておそらく先手にソーナンスを出して、影踏みで交代できなくしようとするだろう
……ゴーストタイプか悪タイプの技が使える奴がいないな。ソーナンスとムウマが厄介になりそうだ
ひとまずここは、先発にシャワーズとピジョットで挑むか
そしてハピナス対策にオコリザル。ミロカロス対策にライチュウかな
さてラブリナは……む、ソーナンスは読み通りだったが、メガニウムを出してきたか
となれば……まずピジョットがメガニウムを翼で打つ
タイプ一致で効果は抜群だが、流石にメガニウム、耐えた。
そのメガニウムが宿り木の種をシャワーズに植え付けてきた。
やはり長期戦を想定しているな……ここはともかくソーナンスを無視してメガニウムか。
しかしソーナンスは攻撃をしてこない代わりに、甘えるでこちらの攻撃力を奪いやがる
繰り返されると厄介だぞ……本当にラブリナはイヤラシイ作戦が好きだな
別の意味でイヤラシイ女にしたのは俺だけど……なんて言ってる場合か。
ラブリナの作戦は、はまると厄介だが突破口を作ると意外と脆い。
ここはまず……あえてソーナンスに集中砲火。
ピジョットの翼で打つとシャワーズのハイドロポンプで一気にソーナンスを撃退。
メガニウムの草タイプ技を恐れていたが、再び宿り木の種を今度はピジョットに植え付けてきた。
もしかしたら……攻撃技を持っていないな?
まず相手を弱らせるための先発か。
そうと判れば……むしろメガニウムを無視すべきか
ソーナンスを倒したことで影踏みの影響から逃れることが出来たから
ここは一度二人とも交代させよう。ラブリナもミロカロスを出してきたしちょうど良い。
影踏みがあることで成立する作戦だったのだろう……ここからはこっちのペース
ミロカロスが影踏みの代わりに巻き付いてきたりもしたが、
ライチュウの10万ボルトでミロカロスを撃退。
続いてツボツボを出されたが、再び交代して登場したシャワーズによって撃退。
無視し続けたメガニウムには毒々なんかも放ってきたが
短期決戦に持ち込めたこっちとしてはもう問題ない。
毒状態になったライチュウに代わって再び場に出たピジョットの翼で打つと、シャワーズのオーロラビームでメガニウム沈黙。
無事、ラブリナに勝って1セット目を終えることが出来た。
「ちぇーっ! また負けるなんて信じられなーい!」
ま、実力の差だから仕方ないな。
だが……前にバトルしたときよりも強かったぞラブリナ
借り受けたポケモンの強さもあるが、それだけじゃないのは……お前も判っているか?
ただポケモンを操ればバトルに勝てるってもんじゃない
むろんポケモンがただ強ければ良いって訳でもない。
ポケモンをよく知り、そして作戦を組み立て指示を出す。
ポケモンはトレーナーの信頼を支えに、力を発揮する。
上手くかみ合えばそれだけで強くなれる……一方的な押しつけ時でも力押しでもないんだ。
「うん……ありがとうご主人様。おかげでスッキリした」
そうか……ま、これでお前の「更生」も完了、かな?
「調教じゃなくて?」
……調教は続けて欲しいだろ?
「もちろん!」
この変態が
「そんな風に「更生」したのご主人様じゃない」
まーな……さ、もうバトルは終わった。ルギアの方、頼むよ
「うん。それじゃ研究所に戻ってるねー……あ、そうだご主人様」
ん?
「あのね……更生終了記念に、お強請りしても、良い?」
なんだよ……言うだけ言ってみろ
「あのね……エネコロロを、私の「パートナー」にしても、いいかな?」
エネコロロを?
「うん。元々あの娘のおかげで、こうしてご主人様の奴隷になれたんだし、エッチの方も、あの娘にはまりっぱなしだし……バトルも、あの娘とならもっと上手くやって行けそうなの。ね、お願い!」
エネコロロがお前を受け入れるというなら、俺は構わんぞ。奴隷同士の絆にまで指図するつもりはないからな
「ありがとうご主人様! もうエネりんとは話つけてあったんだ! やったぁ! うふふ、これでずっとエネりんと百合百合できるぞぉ!」
……エネりん?
「うん、エネりん。私がラブりん」
……なんかメロメロ甘々な仲になってきたなお前達
「エヘへ、そんな褒められると照れちゃうな」
……まあある意味褒め言葉、か。
なんにしても、ラブリナがすっかり奴隷らしくなったのは喜ばしいことだな
バトルの方も、エネコロロと共にもっと強くなるだろうな、あの様子なら
まあラブリナの事は良いとしてだ……このオーレコロシアム、かなりレベル高いぞ
最初のセットでコレだからな……後6セット、かなり厳しいバトルになりそうだな
こりゃ気合い入れて取り組まないとな……
「そうとなれば、いよいよ我らの出番……という事だな?」
「よもやこの期に及んで遠慮しろ、などとは言わぬだろう?」
……まぁ最終的にはそうなるだろうが、もうちょっと待ってくれよ
観客もいるんだ。早い段階でお前達を出したら後半しらけちまう
そうだろう? ミュウツー、レックウザ
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XD:シーン補足(奴隷メンバーオーレに集合)

「ご主人様!」
「無事だった? 良かったぁ……本当に心配してたんだよ?」
「ま、殺したってしにやしないと思ってたけど」
「でも女に背中からナイフで刺されたって言うなら驚かないかな」
……リーフとハルカには心配かけたな。
後ろ二人はお仕置きされたくて言ってるのか? イズミ、カガリ
「まあまあ……そこの二人だって、船の中では本当に心配してたんだから許してあげなって」
「もちろん私達もね。なんか慌ててくるほどじゃなかったみたいでホッとしてる」
アズサもマユミもはるばるご苦労さん
とりあえず、シャドーのことはもう解決した……ってのは聞いてるのか?
「はい。ご主人様が壊滅させたって」
ん、リーフの言う通りなんだが……まだダークポケモンの問題が片付いて無くてな
アズサ、マユミ。早速で悪いがポケモン総合研究所に来てくれ
「ええ、その話も聞いてる……専門外だからどこまで力になれるか判らないけど……」
「それでも少しくらいは役に立てると良いんだけどね」
専門外どころか、この手の話はサッパリ判らないからなんともいえんが……ともかくクレイン所長とリリアさんを紹介するよ
……わざわざホウエンから来た6人を、俺はすぐ研究所へ連れて行った

研究所はアズサとマユミを大歓迎して迎えてくれた。
まぁ分野は違えど二人ともポケモン研究では名を知られているからなぁ
オーレで使われているポケモンボックスも、あの姉妹が開発したものだし。
ポケモンの転送を開発したマサキと、その応用でボックスを開発したマユミ
そしてマユミの研究を別の角度から見直して大容量のボックス開発に成功した姉のアズサ
特定の地域でしか見られなかったポケモンが、全国で見かけるようになったのは
この三人のおかげと言っても過言じゃない。
特に野生のポケモンがつい最近まで生息していなかったオーレ地方でも数多くのポケモンを目にすることが出来るようになったのも
三人の発明無くしてあり得なかっただろうな
つまりポケモン研究者にとってマユミとアズサ、そしてマサキの三人は憧れの存在と言っても良い
「……そんな三人の内二人を手込めにしたご主人様って、やっぱりすごいんですねぇ!」
手込めって……もうちょっと言葉を選んでくれよラブリナ
……で、ダークルギアの方は目処が立ちそうか?
「んー……正直微妙。あの二人が凄いのは間違いないんだけど、やっぱり分野が違うからねぇ」
そうか……
「ま、やるだけやってみるよ。二人が来てくれたから研究所のテンションも上がってるしぃ」
頼むぞラブリナ……さて、ダークルギアのことは専門家に任せるしかないとして
とりあえず……俺はローガンさんが用意してくれたオーレコロシアムへ行こうと思う。
その間……リーフ達はバトル山に挑戦してみるのはどうだ?
「バトル山って……100人のトレーナーと戦っていくという……」
「ご主人様が挑戦して、最後にホウオウを奴隷に出来たっていう……アレのことカモ?」
まぁホウオウの事はまた別の話だが……お前達が言ってるソレだ。
折角だから挑戦してこいよ。手応えあるぜ
俺もコロシアムが一段落したら又挑戦してみるつもりだ
まだバトル山突破記念のリボンを貰ってない奴にも付けてやりたいからな
「いいですね。そろそろ実戦もしたかったし。どう? ウエンディ」
「もちろん大歓迎よ。100人のトレーナーと連戦か……燃えるわね」
「なら私達も挑戦カモ。どう? ジュプトル」
「ハルカが望むなら……って言うか、リーフの姐さんがやるんならやらないわけにいかないっしょ? ここらでタカマルの旦那に良いとこ見せとかない……」
「ジュプトル! もう、余計なことは言わないの」
はは、相変わらずだな。イズミとカガリはそれぞれカイオーガとグラードンを引き連れて挑戦すると良い
「まあご主人様がやれっていうなら……」
「だけど私達、他にポケモンいないわよ?」
二人がそれぞれアクア団,マグマ団にいた頃連れていたポケモン達は、一度逃がしているからなぁ
バトル山はというか、オーレではダブルバトルが基本。
少なくとも二人には最低後一人ずつポケモンが必要になる。
むろんたった二人だけで突破できるほどバトル山は甘くないが
とりあえず他の奴隷達に協力して貰うよう声を掛けてみろ。
「それで良いなら……誰でも良いの?」
力を貸しても良いと言ってくれるならな
それとも、自分から声を掛けるのは難しいか?
「……昔の私なら、ね。ポケモンに自分から頭下げてお願いするなんて出来なかったと思う」
「けど今なら……グラードン達のおかげで、少しはポケモン達に対して素直になれてると思うわよ?」
なら問題ないだろ……どうやら「壁」は乗り越えてくれたようだな
「まぁね……ご主人様の「洗脳」もあったし」
「むしろ改造よね。肉体も性的に色々いじられてるし」
だからそういう言葉を使うなよ……
「そういえば、また「洗脳奴隷」増えてなかった?」
「ああいたいた。あのラブリナって娘。あんなロリコンにまで手を出すとは思わなかったわぁ」
ロリコンとか言うな……あれでも大人、自称天才研究者だぞ?
「実年齢は問題じゃないわ」
「そうそう……ま、ご主人様は私達みたいな悪女にまで手を出すんだから、幅の広い変態ってことでしょ」
お前ら……仲悪かった癖に息をあわせやがって
「あら? こうなることを望んでたんじゃなかった?」
望んでたけどさ……ふぅやれやれ。なんだか生意気なところは完全に元通りだな
「でもご主人様への愛と忠誠はどんどん増すばかり……フフッ、その成果をバトル山で見せちゃおうかな」
ん、そうしてくれカガリ……イズミもな
そしてグラードン、カイオーガ。二人を頼むぞ
「委細承知。もとより、我らの「パートナー」は主に言われるまでもなくやりとげてくれるでしょう」
「そうそう。やれば出来る娘なんですよぉ?」
お前らがそこまで言うなら問題なさそうだな
ま、四人はそれぞれ頑張ってくれ
俺は俺で、用意してくれた舞台で暴れてくるか

XD:ローガン戦〜ミラーボ戦

ローガンさんからのメールはまた途中で切れていたため詳細は判らないが
どうやらこちらへ迎えに来ている……らしい。
俺は直ぐさま研究室を出た……ところで、もうローガンさんがそこで待っていた。
「おおタカマル君。先ほどメールを送ったはずじゃが、読んでもらえたかな?」
ええ、今し方……あのローガンさん、メールでなくとも直接電話してくれても良いんですよ?
「いや、なにかと忙しそうじゃからな。迷惑を掛けてはいかんとメールにして折るのじゃが……」
「そのメールがめ……」
ミレイ、止めとけって……で、ローガンさん。なにか用事があるようでしたが?
「そうじゃった。実はタカマル君のバトルに触発されてな。わしもバトルしたくなったのじゃ」
ほぅ……伝説と呼ばれた名手にそう言って貰えるのは光栄ですね
「ダメですよ……そうやって持ち上げるとおじいちゃん調子に乗るから」
まぁいいじゃないか。ローガンさんは実際名トレーナーだったんだから
それで……俺とバトルがしたいと?
「そうなんじゃが、あのシャドーを二度も潰したタカマル君とバトルしたいトレーナーは他にも本当に多くてのう」
あーまぁ……そうなるのかなぁ……
……ローガンさんの手前、言葉を濁すしかないが……正直面倒な話だ。
純粋にバトルを楽しみたいトレーナーならまだ良いんだが
俺を倒して名を上げたいとか、他にも色々な理由で俺にバトルを挑むトレーナーは本当に多い。
そんなトレーナーを一人一人いちいち相手をするのは疲れるんだよ
この手の話、当然ここオーレだけの話じゃない。
カントーやホウエンでも同じだから……まぁ仕方ないと言えばそうなんだろうけどさ
「そこで、わしが音頭を取ってコロシアムを開催することにしたのじゃ。すごいじゃろう」
「すごいじゃろうって、また勝手にそんなこと……」
孫のミレイは呆れているが、この短期間でコロシアムを開けるまでに人々をまとめ上げたってのは凄いな
伝説のトレーナーは伊達じゃないってことか
……勝手に盛り上がって勝手にやっちゃってるのはまぁこの際おいといて、な
「しかしまずはこのわしと勝負じゃ。いざ、行きますぞ!」
ちょっ、いきなり? その流れだとローガンさんがコロシアムで待ってるとか、そーいうのじゃないの?
仕方ない……チルタリス、ガルーラ。リハビリ兼ねていけるか?
「もちろん! 生まれ変わった私達の力、ご主人様にたっぷり見て貰わないと!」
「相手には悪いけど、瞬殺させてもらうわ」
ん、頼もしいなお前達……ホント、よく戻ってきてくれたよ
さて相手となるローガンさんは……ピチューが二人、か。
ピカチュウマニアとしても有名なローガンさんだから、
長年相棒としているピカチュウを出してくると思っていたんだが……まずはピチューなのか
にしても……進化前だってのに、このピチュー達……おそらく強いぞ!
とっくに進化してても不思議じゃないだろう……なのにピチューのまま強くした。そんなこだわりが見ているだけでも伝わってくる。
流石は伝説の……というよりは、もはや大好きクラブの会員達に共通する物を感じるぞ
ここは……あえて一気に畳み掛けた方が良いかも
ガルーラ、地震!
「せいやぁ!」
ピカチューを予測していた俺は、強力な地面タイプの技であるガルーラの地震で一気に決着を付ける作戦でいくつもりだ。
飛行タイプをもつチルタリスには地震は効果無いし、
ドラゴンタイプも兼ねているチルタリスに電気技は効果バツグンにならない。
作戦としては基礎中の基礎だが、はたして……
「おお、さすがじゃの。鍛えたピチュー達でも耐えきれなかったか」
まずはピチュー二人を一掃。続いて出て来たのは……ピカチュウ二人。
こちらもガルーラの地震で一掃。
続いて放たれたライチュウ二人も……素早い二人にカラテ割りで先制されるも、難無く耐え抜いて地震
……ちょっと本気になりすぎた?
「おお〜、やはり見事じゃ〜!」
よく育てられてるのは確かだけど……ピカチュウ系統揃い踏みじゃ、読まれた段階で不利になるのはローガンさんも判ってただろうに
まぁそこはこだわりなんだろうな。
ただ強さを求めるよりも、こだわりを持ってポケモンを育てた方が良いよなやっぱり。
「流石はシャドーを二度も潰した腕前じゃ。存分に楽しませて貰いましたぞ」
「腕前以前の問題じゃ……」
ミレイ、ここは黙ってようよ……
「これならオーレコロシアムに集まって来たトレーナー達も喜ぶじゃろう。是非着てくれぬか?」
オーレコロシアム……町の名前ではなく地域の名前を冠にしたコロシアムか
相当自信があるんだろうな、そのコロシアムに
「最強のトレーナー達がタカマル君を目指して集まっておる。ではオーレコロシアムで待って折るぞ!」
「あっ、ちょっとおじいちゃん!……行っちゃった。もう、相変わらずそそっかしいんだから……」
ハハ、まあまあ……オーレコロシアムね。興味はあるんだけど……まだやることが残ってるからなぁ
まずはあのアフロ野郎を見つけて、カイリューを取り戻さないと。
その為にもまずは情報を……ん?
「研究室から誰か来る……クレイン所長?」
「ああ良かった、まだ出発して無くて……たった今フェナスシティのセイギ君から連絡があってね。他地方との通信回路が回復したそうだ」
おお、やっとか……これでリーフ達と連絡が取れるな
それじゃ早速フェナスシティへ行こう。色々手伝って貰わないとならなくなりそうだな。

「いやぁ、待たせたねタカマルはん。流石のわいも、物理的に回路を切られてもうたら手ぇだせんからなぁ」
フェナスシティで連絡を取っているのはマサキ。
ポケモンの通信設備を開発した張本人で、オーレとの通信を可能にしたのもコイツだ。
本当は真っ先にリーフ達と連絡を取りたかったんだが……
「リーフはん達なら、もうそっちに向かっとるで。なんやあんさんが偉い目におうてるってんで、慌ててなぁ……アズサはんとマユミの姉妹もそっちいっとるで」
あの二人も?
「ダークポケモンが復活したってことなら、自分らにも出来ることがあるんやないかって。あれで二人ともポケモンの研究者やからな」
ちょっと研究の畑が違うと思うが……まぁ居ても立ってもいられなかったのか
ったく、だからってリーフ達まで慌てることはなかったろうに……
「でもリーフさん達の気持ちも考えれば……船が行方不明とかシャドー復活とか、そんなこと聞かされて大人しくなんかできませんよ」
まぁそうなんだけどな、ミレイ……ホウエンの秘密基地、今誰もいないのか……大丈夫かな
「留守中は近所のジムリーダーによろしゅう言ってあるらしいで」
そうなのか……近所って言うと、煙突山の方はアスナだろうが、ミナモシティの方は誰だろう?
まぁ後で聞くか……ともかく、リーフ達はこっちに向かってると。
マサキ、悪いんだがそっちから残ってるうちのど……ポケモン達を送ってくれるか?
「それはできんな……あらかた、リーフ達が持って行きよったから」
……まぁそうなるか。仕方ない、彼女達の到着を待つか。
色々ありがとな、マサキ
「こちらこそおおきにな、タカマル」
……さて、こうなるとあいつらを待つしかないな……話かるすると、もう明日にはこっちに到着するのかな?
ならそれまで……やはりアフロ達の情報を集めるしかないか
「だったら、とりあえずONBSでしょうか?」
……今行くと、なんか取材だ何だってやらされそうでなぁ
とはいえ今のところあそこしか伝が無いのも事実か
仕方ない、とりあえず行ってみるか……

まあ取材こそ自重してくれたが、一度ここがシャドーに占拠されたのを解放していることもあって
まー中のスタッフが騒ぐ騒ぐ……テレビ局でこれだけもてはやされるのって、アイドルでもそう無いんじゃないか?
「ご主人様はアイドルじゃなくて、ヒーローですから」
そーいうのがむず痒くてイヤなんだがなぁ……
「それだけみんな、あなたに感謝していると言うことですよ」
そうは言ってもなぁスレッド。俺は別にヒーローになりたい訳じゃないんだよ
「ヒーローはなりたくてなるものじゃないですって。まあしばらくすればみんな落ち着くでしょうから……」
そのしばらくがきついんだって……それより、なんかアフロどもの情報とかないか?
「それなんですが……先ほどザックから連絡がありましてね。どうやらアイオポートに来ているらしいです」
マジか!? なら早速行ってみるか……行くぞミレイ
「はい!」
よぉし、これでカイリューを取り戻せるぞ……待ってろよ、カイリュー

灯台のてっぺんで、なんか怪しい連中がダンスをしている。
そんな目撃情報が街に着くなり多数寄せられた
まぁ間違いないなこれで……案の定、灯台の頂上へ行ってみると……
「ハイ ハイ ハイ! ワンチュウ! ワンチュウ!」
……腰を怪しくクネクネさせながら、エレベータ装置の上で踊るアフロ。
そして周囲には、さながらミラーボのアフロをミラーボールに見立てたかのように、
奴の部下二人とルンパッパが四人が踊っていた。
……おい変態、なにやってんだよこんなところで
「んんん〜? ミュージックストップ〜!! ……おんや〜? よく見ればキミはあのちょーむかつく変態!!」
お前に変態呼ばわりされたくはないな……
「キミのおかげでボクのダークポケモンちゃんがラストになっちゃったじゃない〜!」
ボクの、だぁ? てめぇらが持ち出したそのカイリューは、俺の可愛い奴隷だ。さぁ返して貰うぞ
「冗談じゃないね。ミラーボ組の発展を祈るダンスのジャマした上に、ナマイキな事を言うんじゃないよ!」
発展を祈るダンスって……や、確かにこの光景はさながらなんかの儀式っていうか怪しい宗教そのものだけど……
「今日という今日はもう絶対に許さないもんね! レッツ、ミュージックスタート〜!!」
許さねぇのはこっちだ……チルタリス、アーボック、また頼むぞ
「任せて!」
「私達でルンパッパ達を退けます!」
さて……相手はもうお馴染みルンパッパ。さっき四人踊ってたから、少なくとも四人はルンパッパ
そして一人は……カイリューだ
アフロの戦術は読めている。まず雨乞いをして雨を降らせ、ハイドロポンプ当たりでこっちの体力を削ってくるだろう
それに対抗するには、チルタリスは適任だ
ルンパッパの弱点となる飛行タイプの技を持ち、さらに水技の効果を半減するドラゴンタイプでもある。
攻守共にルンパッパキラーとなってくれる。
対してアーボックは毒タイプで、攻めには決め手があるものの防御面で若干不安が残る。
案の定、雨を降らせ強化されたハイドロポンプにアーボックが苦戦している。
それでも彼女のヘドロ爆弾と、そしてチルタリスの燕返しで着実にルンパッパを一人一人戦闘不能にしていった。
そしていよいよ……カイリューのお出ましだ。
「グァアアア!」
……待ってろよ、今助けてやるからな。アーボック、交代だ。ガルーラ、頼むぞ。
「ええ!」
疲弊したアーボックを下げ、カイリュースナッチのためにまずはガルーラに出て貰った。
彼女は一度ダーク化したことで、本来なら覚えないはずの「歌う」を覚えた。
この技でカイリューを眠らせ、スナッチする作戦だ。
まずは邪魔な、五人目のルンパッパをチルタリスが退け、その間にガルーラが眠らせる……
ちっ、流石に簡単には眠らないか……ガルーラがダークラッシュの反撃を受けてしまう
ダーク技は通常のポケモンならどんなポケモンでも効果抜群……元々強いカイリューの技だけに、強烈だ。
それでも耐えきってくれたガルーラ。二度目の歌うで、どうにか眠らせることに成功。
そしてチルタリスがまず大幅に竜の息吹でカイリューの体力を削り
彼女と交代したクチートが峰打ちで体力を少しずつ削っていく。
そしてついには……
「キミとのバトルは全然テンポが合わないよ〜ん!」
よし、カイリュースナッチ! フゥ……これで全員取り戻せたな
「おのれ、おのれェ、おのれェェェェェ! そのダーク・カイリューはシャドーが作った最後のダークポケモンだったのにィ〜!!」
だからこそ、見逃せないんだよ。これでもうダークポケモンが悪用されることもなくなったな
「もう、こうなったら……」
こうなったら?
「レッツゴー! エスケープ!!」
……逃げんのかよ。まぁお約束というか予想通りだけど……
「あ!? アニキー!」
「待ってくださいよー!」
慌ててトロイとヘボイも追いかけていった……
「ご主人様、いいんですか? このまま逃がしちゃって」
ま、もう大したことも出来ないだろうし……なんか面倒だし
こっちとしては、無事カイリューを取り戻せたんだから、それで良いだろう
「そうですね。次はカイリューのリライブですよね? なんでしたら、今ここで……」
……何を期待してるんだミレイ
「アハハ……いえ、なんかここならこう、開放感というか今なら誰もいないしとか……」
なんかこっちに戻ってからますます淫乱になったんじゃないか?
「そうかも……ずっとダークポケモン達の相手をしていたからかな?」
ま、奴隷としちゃ淫乱になるのは「成長した」ってところか?
まぁなんにしても……ここじゃまた誰か来るかもしれないから却下。
それとも、誰かに見られたいのか?
「……ちょっと」
ったく。そういうのも好きだけど、危険なのはダメだ。
なんにしてもリーフ達が来たら乱交パーティになるんだろうし、
今日のところは大人しくカイリューのリライブだけ……な
「はい。ああ、はやくリーフさん達来てくれないかなぁ」
明日には来るらしいからな……来たら色々、やってもらうことも多いし
ともかく降りよう。カイリュー、もうちょっと辛抱してくれよな
「グルルル……」
俺の言葉が分かるのか、唸りながらもカイリューが頬を俺に擦りつけてきた。
……頑張ったなカイリュー。もうちょっと、もうちょっとだからな……もう夜まですぐだから、な。

生実況?

※中の人の日記です
妄想日記のストーリーとは何の関係もありませんので
ストーリーだけを楽しみたい方はスルーしてください

HGSSの発売に合わせ、
嘘ツイッター風味な、プレイ中の呟きをひたすら書きつづるブログを開きました
奴隷ハーレム妄想でエロポケモン・プレイ実況出張所
HGSS意外のも、ポケモン絡みは全部愚痴っていきますw

以下、その他の座談とか諸々

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XD:ダークポケモンの秘密(設定考察)

※今回の話は、ダークポケモン、及びポケモンに関する設定考察および独自設定の話になっています
長い話な上にほとんどストーリーは進みませんので、読み飛ばしても差し障りないはずです
厨二病的設定考察が苦手な方はスルーしてください


ニケルダーク島に突入した俺達は襲いかかるシャドーの連中を全て退け
そして総統デスゴルドを打ち倒し、シャドー壊滅へと追い込んだ。
その後到着したヘッジ署長らによって、総統をはじめとしたシャドーの連中は
一部の例外を除きほぼ全員が逮捕されていった。
例外の内の一人はラブリナ。
彼女はシャドーの幹部だったが俺によって更生……まあ方法などはともかく世間的には更生したということになっているので
俺の保護監査付きという条件で執行猶予を与えられている。
そしてもう一人の例外は……アルドスだ。
奴め、島へ来た警官達の目を逃れ、まんまと島を脱出してやがった。
あれだけの執念を見せた男だ。このまま何もなく終わってくれると期待する方が難しいが……
しかしそう易々とシャドーを復活させられる要素も乏しいはず。
不安はあるが、今は気にとめない方が無難かもしれないな。
さて……不安といえば、まだ残っている問題がある。
ダーク・ルギアのリライブだ。
取り戻したダークポケモンのうち、俺の奴隷である娘達は
シャドーを壊滅させた夜からすぐに、ラブリナも交えてのリライブ……ぶっちゃけ「乱交」を行っていた。
いやぁ、とにかく人数多いからね……乱交する場所の確保が大変だった。
一度オーレ本土に戻ったんだけど、その事もあってまた島に行って、そこで乱交リライブを決行。
これまでもシャドーを追いながらミレイや他の奴隷達とも肌を合わせてきたけど
緊張感が完全に解かれての乱交だったから、そらもうみんなの乱れようったら……まあ俺もだが。
おかげでラッタ達、島で取り返した奴隷達のリライブはすぐに終わった。
俺の奴隷ではない他のダークポケモンはクレイン所長のリライブマシンで行うが
こちらも問題なくリライブできるだろう。
問題は……先にも言ったダーク・ルギア。
「絶対無理よ。だって私が調整した完璧なダークポケモンなんだから!」
……胸を張って自慢するような状況か? ラブリナ
「……ごめんなさい」
うーむ……しかしラブリナが自信を持つだけあってルギアのリライブは上手く行っていない。
俺のやり方でもリライブマシンでも、今のままでは無理そうだ。
このダークルギアの調整を行ったラブリナに、クレイン所長へダーク化までの研究過程を全て伝えさせたが
それでもやはり難しいらしい。
そもそも……ダーク化ってどうやって行ってるんだ?
「んー……簡単に言っちゃうと、ポケモンの制御機能を全部OFFにしちゃうの」
OFFにする?
「えっとね……ポケモンって、元々プログラムみたいな物なのよ」
は? おいおい、ことかいてプログラムはないだろう。
ポケモン達にだって心があってちゃんと生きているんだ。それは今のお前にだって理解しているだろう?
「わかってるけどぉ、だからなんて言えばいいのかなぁ……ええっと……」
「はっはっは。まあ確かに説明が難しいね。タカマル君。彼女の言うこと、実は間違いではないんだ」
……どういう事ですか? クレイン所長。
「そうだね……まずポケモンそのものの「謎」から順を踏まえて説明しようか」
クレイン所長は白衣を正しながら、ゆっくりと俺達に解説を始めた。
「ポケモンは直接人間を襲わない……というのは、正しい? 間違ってる?」
クイズ形式ですか? 答えは……間違いですね
確かにポケモンは直接人を襲わないとされてますけど、トレーナーの命令であれば襲うこともありますし
野生のポケモンでも、草むらに入ってくれば襲ってきますからね。
「うん、私カントーやホウエンに行ってそれを知ってビックリした。野生のポケモンって襲ってくるんだぁって……」
野生のポケモンがいない……ああ、今は「いなかった」か……そのオーレ出身であるミレイが体験談を語った。
「うん。確かに野生のポケモンでも人を襲う……では次。ポケモンが人を殺してしまうことはあり得る?」
え? 襲う以上はあり得るんじゃ……
「そこは間違い。ポケモンは襲ってきて相手に傷を負わせても、直接殺害にまで至るようなことはしないんだ。間接的に関わってしまうことはあってもね」
言われてみれば……ポケモンによる死者ってほとんど聞いたこと無いな
「実は人間だけじゃないんだ。他の動物たちも、ポケモンは殺したり出来ない……そう「制御」されているかのようにね」
制御? さっきラブリナも言っていたけど……
「言い換えるなら「本能」でも良い。ポケモンが生きている以上、本来そう言うべきなんだけど……制御と言う方がどうしてもしっくりきてしまうんだよね」
しっくりくる……その方が説明しやすいと?
「うん、そういうこと。そもそもポケモンというのは……生態系から外れている珍しい生命体なんだよ」
生態系から外れている?
「例えば、人間は生きるために食事をする。その材料は他の生き物だ。そしてその生き物も生きるために他の生き物を食べる……」
食物連鎖って奴ですね?
「その通り。これはどんな生物でも必ずこの連鎖には組み込まれるはず……だけどポケモンはこの連鎖には入ってこないんだ」
……ポケモンだって種族によっては肉も食べますよね? それでも食物連鎖には組み込まれない?
「うん、そうなんだけど……例えば鳥が芋虫を食べるように、ポッポがキャタピーを食べる、ということはないだろう?」
言われてみれば……下手するとポッポがキャタピーにバトルで負けるって可能性だってあるにはありますし……
「またポケモンを食べるという他の野生生物の話も聞かないだろう? 人間だって、肉食獣の中に放り込まれれば食べられちゃうけど、ポケモンでそれはない……食物連鎖に組み込むなら、彼らはその頂点にいることになる」
そうですね……でも組み込まれない?
「色々とここの話をするとややこしいんだけど、ポケモンがちょっと特殊なのは判るよね?」
はい……
「さっき「他の動物も殺さない」って言ったけど、厳密に言うと「特定の動物以外」かな? 種族によって肉食もするポケモンもいるから……でもその食べる動物や昆虫も、種族によってシッカリ決まっていて、それ意外には絶対に手を出さないんだ」
例えば……コアラがユーカリの葉しか食べない、みたいな?
「うん、その例えは良いね。まあそのコアラの例を考えれば、ポケモンの食事も特におかしな点はないように思えるだろうけど……コアラとポケモンでは決定的に違う点があるんだ。それがさっき言った「制御」なんだ」
……話が難しくなってきたな。ミレイ、大丈夫か?
「なっ、なんとか……」
「はっはっは……まあ理解は大ざっぱでも構わないよ。肝心なのはここからなんだけど……コアラがユーカリの葉しか食べないのは何でだと思う?」
なんでって言われても難しいな……そういう生き物だから?
「うん、そういうことだよね。コアラはユーカリの葉しか食べない、そういう生き物……つまり、「本能」でコアラは自分がユーカリの葉しか食べない生き物だって理解しているんだよ。だけどポケモンの場合、そういう「本能」が無いんだ」
本能がない?
「あ、いや、ポケモンにも本能はあるよ。だけど今言ったような食事制限に関するようなことが本能に組み込まれていないんだ。その代わり、食事の制限やその他ポケモンの行動を抑制する機能が別にあるんだ」
それって……人間にもありますよね?
「うん。人間にもあるね。人間の場合は「理性」って言うのが正しいかな……それに近い物が、ポケモンにもある。だけど理性っていうのは知識を備えながら徐々に作られていくものだけど、ポケモンの場合は生まれたときから備わっているんだ。それこそ「本能」のようにね」
最初からある理性……か
「そしてここからがラブリナくんの言う「プログラム」があながち間違いではないと言うところに続くんだけど……このポケモンの理性、かなり単純なんだ」
というと?
「さっきラブリナくんは「OFF」って表現を使ったけど、ポケモンの理性はまるでスイッチのようにONとOFFの二択しかない。二択というか……「コレはしちゃダメ」っていうスイッチが何個も並んでるって感じかな?」
スイッチ……
「もちろん実際にはそんな単純なものじゃないよ。だけど人間のそれと比べるとスイッチみたいに単純だってだけね……判るかな?」
なんとなく……
「いや実際……ポケモンというのは様々な機能が全て単純……デジタル的なんだよ」
デジタル的?
「あまり詳しく言うとややこしいんだけど……例えばモンスターボールに入っちゃうとか、技マシンで技を覚えるとか……全て、ポケモンの構造がデジタル的に単純だから出来ること……っていうとイメージつかめるかな?」
……はい
「はは、あまり納得できてないようだね……判るよ、その気持ちは。ポケモンだって人間と同じく感情を持っているし、それをデジタル的だって言われるのはね……だけどそれも含めてポケモンというのは謎の多い生命体なんだ。あくまで今の話は、話を判りやすくするための例え話だから」
でも……そのデジタル的っていうのがキーなんですね?
「うん、そうなんだ……ここでラブリナくんの話に戻るけど、今言っていた理性に似た抑制本能……ここを我々科学者は「制御機能」って呼ぶことが多いんだ」
……確かにその方が判りやすいですね
「あまり褒められる用語ではないと思うけどね……それで、この制御機能がダーク化を行う上で重要な場所になる」
クレイン所長の解説を黙って聞いていたラブリナが、ここで出番だとばかりに解説を加えてくる。
「さっきも言ったけど、ここをOFFにしちゃうの。そうすると、「人間を襲っちゃダメ」っていうのがOFFになるから、ダークポケモンを兵器に出来る……っていう計画だったの。私は途中からこの計画に参加してたからよく知らないんだけど、ダーク技とかそのあたりは、あくまでこの制御機能をいじった「副産物」だったの」
……もしかして、ダーク化からリライブした際に本来覚えない技を覚えていたり、元の性格から変わっていたりしているのも……
「制御機能をいじった影響だろうね」
なんとなくイメージは判った……その制御機能ってのを直接いじれるなら、OFFをONにするのがリライブなのか?
「単純に言ってしまうならね……ただOFFにするときのように直接はいじれないんだ」
「それはシャドーにとっては好都合だったけどね」
「だから以前までのシャドー研究データだけではリライブマシンを作るのが難しかった……」
それをクレイン所長やリリアさんが完成させたと
「とはいっても、結局大切なのは自発的な心の解放……OFFにされる、つまり「心」を閉ざされたポケモンが様々な影響や刺激で心を開く……ONにしていく必要があったんだ。リライブマシンはあくまでその手伝いをする機会なんだ」
「逆に言っちゃうと、ご主人様のやり方ってすっごく理にかなってるんだ。もう色々開放されまくっちゃうからねぇ……ウフフ」
開放ねえ……まあなんにしてもアレで効果があるってのは結果論だけどな
ここまでなんとなく判ったけど……じゃあなんでルギアはダメなんだ?
「簡単に言っちゃうと、制御機能を取っちゃったの」
は?
「だって全然言うこと聞いてくれないから、もう面倒だからポイッて取っちゃったの。そしたらあんなに格好良くなっちゃって……」
ラブリナ、お前なぁ……
「だってぇ、そうしないとあたしがデスゴルドに怒られちゃうんだもぉん!」
「まあまあご主人様……あの時のラブリナさんと今のラブリナさんでは「立場」が違うんですし……」
ミレイが仲裁に入ってきた……まあ今のラブリナに言っても仕方ないとはいえ、取っちゃったって……心の一部を抜き取るって、そんなことをまずしようって考えが……ああ、この怒りを何処へぶつければ……
「タカマル君……先ほどから「デジタル的」「プログラム」という表現が出ているけれど……科学者の中には、特にシャドーに協力した科学者に多いんだけど、ポケモンの構造を知るようになってからポケモンをまさにそんな風にしか見なくなる者がよく出てくるんだ。中にはポケモンのそんな部分をいじり回って「改造」する、そしてそんなポケモンをバトルで使用する……そんな連中も多いと聞くよ」
俺も聞いたことあるけど……だけどなぁ……
「プログラム、という風にしか見られない者が多発している。そんな一人だった彼女をキミが改心させてあげた……そうしたキミも、答えた彼女も、ボクは立派だと思うけどな」
……自分を拉致した相手までかばうんですか。本当にあなたは人が良すぎますよ
「はは、よく言われるんだよねぇ……」
まあそんなあなただからリリアさんや他の研究員もアナタについていくんでしょうけど……まあラブリナのことは後で「お仕置き」してやるとして……
「アハハ……なんか怖いような嬉しいような……」
ルギアだけど、制御機能を取り出してしまったって事は、もうONOFF以前の問題だって事ですか?
「そういうことだね。だからリライブ不可能……と言っていたようだけど……」
だけど?
「まだ推測だけどね……この制御機能自体、ルギアが自己修復するかもしれない」
「えー!? そんなこと出来るのぉ?」
ラブリナ……
「あう……でもでもぉ、本当にそんなこと出来ちゃうの?」
「可能性としてはあり得ると思う。そもそも、制御機能を自分からONにするって考え方自体シャドーにはなかったようだけど、これってまさにポケモンをプログラムとしか見ていない人達の見解だよね」
しかし実際には自分からONにする事がある……ポケモンはプログラムではなく、心ある生命だから……ですね?
「その通り。だから制御機能を失ったルギアでも、心を解放できればあるいは……」
なるほど……可能性は充分あると
「ボクはそう思っているし、それはキミだってそうだろう?」
……まあ、そうなるのかな。
「具体的な方法はもうちょっと調べてから……ルギアには悪いけど、もうしばらく我慢して貰うしかないかな」
……頼みます、所長
「うん、任せてくれ」
では所長が調べている間に……カイリューの行方を捜さないとな
工場からさらっていったのは間違いなくあのアフロの子分だろう。
あれだけ目立つ格好をしているからな、いずれ目撃情報も入ってくると思うが……心配だな
「念のため、私達も探しに出てみますか?」
そうだな……ん? メールが来ているな
「あれ、またおじいちゃんからだ……」
ふむ……こっちに来るそうだな
「なんだろう?」
まあ会ってみた方が早いな。もうそこまで来ているようだから行くか
ルギアやカイリューのことは気になるが、とりあえずローガンさんと会うか。
彼がもたらしてくれる話が吉報であれば良いんだけどな……

Appendix

ブログの説明

Author:S−BOW

このブログは、管理人がポケモンをプレイしながら脳内でポケモンを擬人化し、更にエロ妄想を繰り広げた半プレイ日記です。
基本的に脳内妄想をあるがまま文章化しているため、読みづらい点が多々あることをご了承ください。
また始めて読まれる方は、下記カテゴリーの「はじめに」をクリックして注意事項を一読くださると幸いです。
またエロい妄想はしていますが、ストーリーをなぞった形になっているので、エロシーンは一部を除きかなり薄めであることもご了承ください。
※18禁ブログです。18歳未満の方は閲覧しないようお願いいたします

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